2012年09月28日

全く新しいアプローチ!2型糖尿病に効果の薬剤候補を開発 

2型糖尿病治療としては実に画期的だし非常に興味深い方法ですね。マウスによる実験ではハッキリとした効果が出ているようですが人間での臨床でも同様の結果が得られるのかどうか、また、副作用があるのかどうか気になるところです。

いずれにしても、この研究の進展が待ち遠しいですね。

【以下は共同通信PRワイヤーより引用】

CSL Limited(http://www.csl.com.au/)はこのほど、2型糖尿病の動物モデルで病気の発現を防ぎ、進行を逆転させる新しい薬剤候補を開発した。

この薬剤候補は、血管内皮増殖因子B(VEGF-B)として知られるタンパク質によるシグナリングをブロックし、これによって筋肉や心臓のような「間違った(wrong)」場所に脂肪が蓄積するのを防ぐ。この結果、これら組織内の細胞は再びインスリンに反応することが可能になり、血糖値は通常レベルに回復する。

これは2型糖尿病治療への全く新しいアプローチであり、この画期的出来事を概説した研究論文は権威ある科学誌ネーチャーに発表されたばかりである。

 【 → この記事の続きを読む 】
posted by グルメ | Comment(0) | ■ 糖尿病の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DPP-4阻害薬とは?

食事を摂ると十二指腸や小腸からインクレチンというホルモンが分泌されます。インクレチンはインスリンの分泌を促進しますが、食事などによって血糖値が上昇しインスリンが分泌されない限り分泌される事がありません。

すなわち、高血糖の時には分泌されてインスリンの働きを高め、血糖値が高くない時には分泌されないのです。ですから、一般的な糖尿病薬のように低血糖になる心配がほとんど無いのです。

スポンサードリンク



しかし、インクレチンはDPP-4という酵素によって短時間で分解され作用が長続きしません。

見方を変えると、DPP-4という酵素がインクレチンを分解する邪魔をすれば、インクレチンが作用する時間を引き延ばす事が出来るという事になります。

そのような発想から作られた薬がDPP-4阻害薬です。
「阻害=邪魔をする。」ですから
「DPP-4阻害薬=DPP-4の働きを邪魔する薬」という事になります。

この薬の良い点は、上述のようにインクレチンは血糖値が高い時のみに作用するため、低血糖になる心配がほとんど無い薬だという事。

現段階では懸念されていた幾つかの副作用は否定されつつあり、非常に期待されている糖尿病薬なのです。

スポンサードリンク




▲ページの先頭へ