2012年12月31日




糖質制限食支持者の間でよく使われる詭弁

糖質制限食に対して否定的な意見を述べると、決まって一般常識から掛け離れた方達から強烈なコメントを戴きます。カロリー制限食に対する懐疑的な意見を述べても今までに一度も暴力的なコメントを戴いた事はありませんから、やはり、異常であるという感が拭えません。

こういう原理主義の方達とはまともな議論になりませんし、「泣く子と地頭には勝てぬ。」という側面もありますから、以前にも書きましたように、それらのコメントに対しては時間的に余裕がある時にまとめて返信をさせて戴きたいと思っています。彼らは短気で気が立っている人が多いようですが、少しだけ辛抱してくださいね。

さて、糖質制限食が如何に優れているかという主張をする為に、数々の詭弁が述べられています。1つの詭弁については以前に記事にしました。

人類の歴史は700万年であり糖質を中心とした食生活がもたらされたのは僅か1万年に過ぎない。人類の身体は本来は肉食であるべきだという論調の記述をよく見掛けますが、これは詭弁中の詭弁です。

詳細については以下の過去記事をご覧ください。

人類の祖先は肉食で農耕の歴史はごく僅かという詭弁

まず、人類700万年の歴史ということですが180万年前までは猿人の時代で現代人とは姿形がかなり異なります。

猿人ですよ・・・

しかも700万年の歴史の中で17〜18種のヒトは絶滅しています。生態系の中で適応出来なかったから絶滅したという事。今、地球上に存在しているのは10万年前(20万年という説もあり。)に出現したホモサピエンスのみです。

因みに日常的に火を使っていた形跡が確認されているのは2万5千年前です。

彼らの言を借りると、人間は獣肉を生で食べるのが本来在るべき姿という事になります。草の芽や昆虫も生で食べていたと考えられていますので、獣肉も木の芽も昆虫も生で食べると非常に健康に良いという事なのでしょう。私にはとても無理ですけど、そういう食事をされる事をおススメします。

何事も、やるなら徹底しないと!

それと、前回の記事では糖質制限原理主義者の皆さんを刺激すると身の危険を感じるので書きませんでしたが、刺激する結果になろうとなるまいと反応は同じようですので書きましょう。(苦笑

人類は本来肉食であり稲作により糖質を中心にした食事に切り替わった事が人体に悪影響を及ぼしているかの如き論調で語られますが、それなら、稲作が始まった当初の段階で人類は糖尿病で滅んでいたではないでしょうか?人類の食の歴史の中で最も劇的な変化が訪れた時期ですので。食の内容がゴロッと切り替わる時が一番危ない筈ですけどね・・・

もっとも、縄文時代は意外にも?糖質食のウエイトが高かったという説の方がかなり信憑性が高いのですけどね。

もう1つの詭弁。

糖尿病学会においては、糖尿病の食事療法はカロリー制限食が推奨されており、つい先だっては糖尿病学会より、極度の糖質制限食の危険性を警告するアナウンスが為されました。非常に異例のアナウンスのように感じます。

それほどまに極度の糖質制限食は危険だというのが一般的な医師達の考え方だという事なのでしょう。

本題に入りましょう。

原理主義者の方達がよく記述されているのが、糖尿病学会はカロリー制限食を推奨しているが糖尿病は減るどころか急増しているし合併症だって増えているという意見。糖尿病が原因で透析にまで至る患者が年間16000人も居てカロリー制限食の効果は出ていないという論調です。

実に論理的ではない。

糖尿病を指摘されながらも病院の診察を受けていない人、治療していない人が40〜50%というのが通説です。もっと多い可能性もある。しかも、治療している人の中でカロリー制限食を行っている人の数は更に少ないのが現状だと嘆く医師は非常に多い。

糖尿病患者の中で適正な食事療法をしている人の数がどの程度かは分かりませんが、糖尿病患者の中で治療をしていない人の数が約半数、さらにその半数の中で実際にはキチンとした食事療法を行っていない人が結構な数に至ると想定されますので実質的にはもっと少ない事は容易に想像がつきます。

更に、更にです。

病院を初受診した段階で既に合併症を発症している人も居るという事実です。これらを勘案するとカロリー制限食を実行したにも拘わらず合併症を発症した人の数は相当割り引かざるを得ません。

にも拘わらず、年間16000人の透析患者全てがカロリー制限食を行ったにも拘わらず透析に至ったかの如き論調。そして、カロリー制限食では効果は薄いのだと主張される。

まさに詭弁。

実数を無茶苦茶に嵩上げしてカロリー制限食を否定的に論じるのは詭弁を通り越しています。思いは理解できないわけでもありません。カロリー制限の無意味さを強調する事で糖質制限食の有効性を比較優位に立たせるにはディベート的には都合の良い方法ですからね。ただ、足し算引き算が出来る相手にはすぐにバレてしまう詭弁のロジックでもあります。

様々な詭弁に基づいた話に踊らされている人の多さに危惧を感じています。もちろん、糖質制限食の全てを否定するわけではありません。BMIが非常に高い人や症状に応じて期間限定で行う場合は有効な食事療法として機能するケースもあるとは思います。

糖尿病の改善の為には様々なアプローチがある事は今までに何度も書いています。1つの方法論にこだわる方がどうかしてると思うのですけどね。糖質制限食のリスクを承知した上で実行している人がどれぐらいいるのだろうと、いつも思うのですよね。




posted by グルメ | Comment(2) | ■ 食事療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月30日




BMI(肥満度の指数)って何?

糖尿病と肥満の関係は改めて言うまでもありません。しかも、糖尿病だけではなく生活習慣病の大きな原因の1つと考えられているのが肥満です。

既に糖尿病を発症している人の場合は肥満によってインスリン抵抗性(インスリンの効きが悪い状態)が高まりますので血糖コントロールに支障が生じますし、発症していない人も糖代謝機能に支障が出ますので糖尿病を発症しやすいという事になります。

糖尿病の改善や予防の為には肥満状態にならない事、また、肥満の人は少しでも早く肥満を解消する必要があります。まずは自分の適性体重を知る事が大切です。その指標として世界的に利用されているのがBMIという指数なのです。

BMIというのは Body Mass Index の略で身長と体重から求める体格指標の事です。計算の仕方はこうなります。

BMI= 体重kg ÷(身長m)÷(身長m)

電卓で簡単に計算できますが面倒だという方には、身長と体重を記入するだけで自動計算してくれる計算ツールを備えているhealthクリックさん等の便利なサイトがありますのでご利用されると良いかもしれません。あなたにとっての適性体重や、何kgオーバーしているかも表示してくれますからとても便利です。

日本ではBMIが22の場合を標準体重としていて、25以上の場合を肥満、18.5未満である場合を低体重としています。

まずは自分の現状を知る事!
これは肥満度だけの問題ではなく糖尿病にも同じ事が言えます。

BMIは便利な指数ですが弱点もあります。体脂肪率が考慮されていませんから、筋肉が非常に発達していて体脂肪率が低い人は数値が参考になりません。身長と体重がベースなので筋肉質の人が肥満という結果になる事がありますのでね。

逆にBMI上では標準体重であっても内臓脂肪の蓄積が多い場合も同様に実体が反映されません。見かけ上の肥満よりも内臓脂肪が蓄積している肥満の方がリスクが高いのは言うまでもありません。

上記のような弱点もありますが、一般的に使用するインデックス(指数)としては非常に使いやすく理解しやすいと思います。






2012年12月29日




何とか乗り切った1週間

先週の日曜日にぎっくり腰になり今週は勤務が出来ないかもしれないと思いつつも、私は貧乏なものですから仕事を休むと大貧民になってしまいますので腰の痛みを押して仕事に励みました。

貧は病を超える (苦笑

そんな感じですかね。我ながらこの1週間、よくも休まずに勤務したと驚嘆しています。やっと迎えた休日。そして今日は会社の忘年会で大いに盛り上がりました。

まだ腰の深い部分に痛みが残っていてぎこちない動きに終始していますが、なんとか普通に歩く事も出来るようになりました。でも筋トレは完璧に無理な状態ですので糖質制限食はもうしばらく続きそうです。

部屋が荒れ放題・・・
食器も溜まってしまった・・・

心臓病を患っている事もあり、急死した場合に部屋が散らかっていては恥ですので普段はキレイにしていますが、今回は歩くのも不自由でしたので、まるで空き巣が入ったかのような惨状です。

時に心臓の具合が悪くて「ヤバイ!」という時には、もだえ苦しみながらも身の回りを整理するのですが、今日は荒れ放題の部屋の中で「仕方ない・・・」と居直っています。少なくとも今日は急死しないようにしなければ。。。ww

明日は張り切って掃除をする予定です。それにしても、この1週間をよく乗り越えたものだ。人生、気合いでなんとかなるものです。




posted by グルメ | Comment(0) | ■ 雑感・日々思う事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



生活習慣病の薬を市販薬として初認可!

12月28日に、メタボ対策の薬である持田製薬の高脂血症治療薬「エパデール」が、生活習慣病の薬としては初めて市販薬として厚生労働省の承認を受けました。

従来は医師の処方箋がなければ服用出来なかった生活習慣病の薬がドラッグストアで販売される事になります。この流れが他の生活習慣病の薬に波及するかどうかは不透明ですが、厚労省の方針としては医療費削減の為にスイッチOTC薬の間口を広げる方向にありますので、緩やかな時間の経過と共に広がりを見せる可能性が極めて高いと思われます。

これは患者にとっては非常にありがたい事だし、ドラッグストアにとっては将来的な収益拡大に繋がるだけに、この流れが加速する事を期待しているのは間違いないでしょう。

一方で、使用方法や服用量が適正に守られず薬害を招く恐れもあるだけにドラッグストア業界の販売体制の完備はもちろんの事、服用する人の適正で良識的な判断力が要求される事になります。

スイッチOTC薬の推進という流れが加速する事は医師会にとっては実に面白くない事であるだけに、今後も水面下で激しい攻防が繰り広げられる事は間違いありません。スイッチ薬承認の広がりにはそれなりの時間を要する事にでしょうねぇ。

今回のスイッチOTC薬の承認は大きな一歩を踏み出したと言えるのではないでしょうか。大いに評価したいですね。




posted by グルメ | Comment(0) | ■ 糖尿病ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



全てにおいてバランスが大切

先週にギックリ腰になって以来、とても不自由な生活を送っています。一番困っているのは糖尿病の血糖コントロールとして重視している運動療法に大きな支障が出ている事で、特に筋トレが全く出来ないのが実に悩ましい。

筋トレはインスリンを介さずにブドウ糖を取り込む効果があって糖尿病のコントロールには欠かせない運動療法の1つですし、肩こり等の身体のコリを防ぐ効果、睡眠の質の向上など、様々な効果があると感じています。

私が熟睡出来るのは日々の豊富な運動量と筋トレによるものだと確信を持っています。

しかし、ギックリ腰になってから筋トレが全く出来ないせいか、眠りが浅くて睡眠中に何度も目が覚めてしまいます。眠れる時間は以前と変わらずに熟睡の度合いが著しく悪化しているので、肩こりはするし、身体はスッキリしないし、眠くて集中力にも欠けています。

腰をかばっている事もあって股関節まで痛みが出ているありさま。感覚的に体全体のバランスが崩れている印象が拭えません。おまけに自炊も出来ない状況なのでスーパーの惣菜コーナーでおかずを仕入れている事もあり野菜不足になっているし食事のバランスも全体的に悪い。

人間の身体というのはバランスが大切なのだという事を改めて思い知らされます。精神面においても全く同じだと思いますね。全てはバランスが鍵を握っている。

栄養が偏らずにバランスの取れた適切な食事、程良い運動。これらのバランスをうまく取る事が糖尿病の改善や予防だけではなく健康の秘訣だという事なのでしょうね。




posted by グルメ | Comment(0) | ■ 雑感・日々思う事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする