2013年01月30日

「糖質制限な人々」は、詭弁が大好き? それともジョークがお好き?

糖尿病学会が糖質制限食の危険性に対して警鐘を鳴らすと、糖質制限な人々は、以下のようにおっしゃいます。

「糖質制限食は弾圧を受けている。」
「糖尿病学会は製薬業界と癒着している。」
「カロリー制限食を実行して多くの人達が合併症になっている。」

そして、トドメの一発が「人類700万年の歴史では、人類はそもそも肉食だった!稲作なんて僅か1万年だから1/700だ!人類の長い歴史を振り返れば米を食べる事こそが異常なのだ。」みたいなジョークとしか思えない面白い事をおっしゃる。

彼らのキメ言葉である「人類700万年・稲作1万年理論」に関しては、当初はジョークで仰っているのかと思っていましたが、どうも真面目に語っておられるという事がわかったので「それって、とっても、とっても変じゃないですか?」という趣旨で記事を書きました。

それに、そこまで700万年の肉食の歴史にこだわるのであれば、肉は生で食べるべきです。だって彼らが指摘する700万年の歴史の大半は生食だったのだから。火を使って調理すると糖尿病の原因の1つと考えられているAGEを産生するのだから生で食べてこそ、彼らの信念は昇華するのです。

この記事を含めて糖質制限食を世に広める為に詭弁を弄していると推測される人達から来たコメントが、「あなたは頭が悪い。」「文章がヘタ過ぎる。」「合併症で市ね。」「糖質制限食を憎む背景は何だ?」という内容です。まあ、コメント的には「お子様ランチ」ですね。もっとも、「米無しチキンカレー」レベルのコメントでは返信する時間がもったいないので「お子様ランチ」の方が良いのですけどね。

因みに、「なぜそこまで糖質制限食を憎むのだ?」という声もありましたが、私は糖質制限食が憎いわけではなく、私なりにこの糖質制限食ブームの実体が見えているつもりなのです。リスクに気付かずに無防備に引き込まれる人が増える事を憂いているだけなんです。

話を戻して。

「カロリー制限食を実行して多くの人達が合併症になっている。」という彼らの主張に対しても、「それって完璧におかしくないですか?」的な記事を書きました。これに関しては彼らが「数字のマジック」を駆使している事を明らかにしたつもりです。

そして、今回発表された「糖質制限食は1.3倍の死亡率」に関する彼らの反論を見ると、思わず失笑せざるを得ません。

今回もジョークではなくて、詭弁のようです。

4コホート研究のメタアナリシスで、糖質の割合が高い群(60〜70%)と糖質の割合が低い(30〜40%)群とを比較した結果、総死亡リスクは低糖質群で31%も高い事が判明したとの記事が発表されているが「このメタアナリシスは、高糖質群(60〜70%)と中糖質群(30〜40%)の比較であり、糖質制限食(糖質12%)の群はどこにも登場しない。」という反論をされているようです。この後に追加インスリン分泌・食後高血糖と動脈硬化の因果関係へと話が続くのですが。。。

因みに、このメタ分析はコホート研究ですよ・・・
糖質12%のコホートなんて限りなく無理!


無理だという事が、本当は分かっている筈なのにこういう詭弁をお使いになる。そして、その限りなく有り得ない詭弁を信じる人達が現実に存在するのだから驚かされてしまう。

まあね、こういう風に、ありとあらゆる議論の中で詭弁を使わなければ成り立たない理論であるという事の裏返しでもあるのでしょうけどね。「無理を、無理やり通して、道理を引っ込めさせようとする。」そういう努力と根性は大いに評価しますけどね。そういうタイプの人達は嫌いではありませんから。
posted by グルメ | Comment(2) | ■ 糖尿病の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月29日

カロリー制限食に対する疑問 (前編)

カロリー制限食を実行するのは非常に面倒で難しいという声が少なからずあります。私が糖尿病を発症して入院をしていた際には病院内で行われる「糖尿病教室」にいつも参加して糖尿病に関する勉強をしていましたし、病院食のメニューをノートに取って食品交換表を確かめながら、どういうメニューの食事をしたら良いのかという事を毎食チェックしながら1ヶ月ほど過ごしました。

品数はそれなりにあるのですが全体量があまりにも少なくて「おれは仏様かよ。」なんて冗談とも本気ともつかない事をいつも言っていました。20代の頃は、ほぼ毎日12〜15キロぐらいのジョギングをして月に1〜2回は30キロぐらい走っていましたが30代になって仕事が忙しくなってからは運動不足でウエストが10センチ以上も増える結果に。

そして脂肪肝。メタボですね。見た目は別に太っているという感じではないですが、糖尿病には一番悪い内臓脂肪の蓄積になってしまったのです。まあ、ブランデーやウイスキーもよく飲んでいましたしね。

話を元に戻しましょう。おしゃべりなので必ず話が逸れてしまう。(苦笑

入院してからは毎日3回ほど目の前にある公園で速歩やジョギングをし、筋トレもやるみたいな生活ですから病院食ではとても足りない。そこで主治医に「私の設定カロリーは低過ぎるんじゃないでしょうか?」と問いかけると、全く相手にされない。

医「皆さん そうおっしゃいますけどね。糖尿病になる人は元々の食事のカロリーが高過ぎなんですよ。だから糖尿病になる。血糖値を下げなきゃならないんだから。合併症になっても知りませんよ。」

私「そこなんですよ、先生。血糖値を上げるメインの食材って糖質じゃないですか。肉なんかは脂肪の少ないヒレ肉なんかだったら150グラムとか200グラムとか食べても問題ないでしょう?魚なんかも血管を詰まらせるどころか血糖値を下げる働きだってある。何故、病院食では肉も魚も異常なほど少量なのですか?私はどうしても納得いかないんですよ。」

医「まずね、カロリーを抑えないと太ります。太ると血糖値が下がりにくくなります。それに脂質の摂り過ぎはコレステロールが溜まって血管を詰まらせる事になる。そして合併症になるわけですよ。」

私「先生、私は太ってませんけど。。。体質的な問題なのか、ずーっと痩せてましたし。それと、魚や肉がブドウ糖に変化するんですか?まあ、食べ過ぎはいけないでしょうが、何故あんなに少量しか食べれないのかがわからないんですよ。先生は血糖値、血糖値とおっしゃいますが、肉や魚で上がる血糖値なんてタカがしれてると思うんですが。」

医「とにかく、医者の言う事を聞いてください。それが、あなたの為です。早死にしたくないでしょ?」

こんな感じで話が噛み合わないわけですよ。

カロリー制限食は絶対にどこかが間違っている!
一応、決められたカロリーに従ってはいたのですけどね。

(次回に続く)
posted by グルメ | Comment(0) | ■ 食事療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

糖質制限食(炭水化物40%以内)の死亡率は1.3倍!

先日お届けした「糖質制限食は長期的には死亡率が高くなる可能性がる」というニュースでは詳細が判明していませんでしたが、最新のニュースで数字が発表されていますので補足の意味で再び取り上げています。

厚生労働省の研究班がまとめ、科学誌プロスワンに発表したものです。

米国と欧州で、70代〜30代の男女20万人以上を26〜5年にわたり追跡した住民健康調査などのデータを解析した結果、総摂取カロリーに炭水化物が占める割合が40%以下と、炭水化物摂取量が低い人の死亡率は、炭水化物の摂取割合が高い人(同60%以上)の1・3倍だったとの事。

この数値は欧米人の被験者です。
個人的見解ですが、日本人で調べると
かなり高い数字になるのではないでしょうか?
posted by グルメ | Comment(0) | ■ 食事療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする