2015年02月22日

1日数杯のコーヒーで医者いらずか−米政府諮問委が提言 『1日数杯のコーヒーで医者いらず』と米政府諮問委が提言

コーヒーと健康の関係については様々な研究結果が報告されていて、ある研究では健康に良い、別の研究では健康に悪いと両極端な結果が報告されています。

いったいどちらが正しいのか?

この度、米国人の食事指針の変更を提言する米政府の諮問委員会が、コーヒーは心臓病や2型糖尿病のリスクを低減すると指摘しました。

【以下はブルームバーグ記事より転載】

1日数杯のコーヒーで医者はいらないかもしれない。米国人の食事指針の変更を提言する米政府の諮問委員会がこうした見解をまとめた。
.諮問委は19日の報告書で、1日3−5杯のコーヒーを飲むことは長期的な健康リスクと関連がなく、相関関係が見受けられるのは心臓病や2型糖尿病のリスク低減だと指摘した。
.諮問委メンバーでコーネル大学の栄養学者トム・ブレンナ氏は電話取材に対し「コーヒーは良いものだ。コーヒーががんに有効であるとの示唆があるとも言えず、そう考える人もいないが、リスクを高める証拠もない。あるとすれば逆の効果だ」と述べた。
.この諮問委は専門家で構成される超党派の委員会で、米食品医薬品局(FDA)や農務省など米政府機関に提言する。助言を受けて作成される政府指針は連邦政府の食料プログラムや学校給食など自治体の政策に影響する。これまでの指針ではカフェインが健康に与える影響についての言及していない。

2015年02月19日

高脂肪食の摂り過ぎが2型糖尿病発症に大きく関与している事が判明

糖尿病発症のプロセスについては様々な原因が判明していますが、ほんと、この病気は奥が深いというか、また新しい原因が判明したようです。

昨年の10月に東京大学大学院医学系研究科の実験で脂質の過剰摂取が2型糖尿病の発症に大きく関与している事が判明しました。

細胞の中の微少管の上で物質を運ぶ45種類の『モータータンパク質』という物質があるのですが、この中でその働きが解明されていなかった『KIF12』が2型糖尿病の発症機構に重要な役割を果たしている事が判明したそうです。

KIF12遺伝子を欠損させたマウスを作製したところ、膵臓のベータ細胞から十分なインスリンが分泌されず2型糖尿病を発症したとの事。

また、脂肪を摂り過ぎるとKIF12の量が減少しベータ細胞の機能が低下するメカニズムも判明しています。

ざっくり書くとこうなります。

KIF12の量が減少 ⇒ ベータ細胞の抗酸化機能が低下 ⇒ インスリン分泌量が減少

マウスに高脂肪食を与えたところ、ベータ細胞においてKIF12の発現量が急激に低下し酸化ストレスが上昇。そしてベータ細胞の機能が低下する事が確認されました。

この研究結果はかなりスゴイと思います。

たぶん、モータータンパク質の研究をしていたらたまたま糖尿病と結びついたという事なのではないかと思います。憶測ではありますが。

さて、最近は糖尿病予防やダイエットの為に糖質を大幅に減らす代わりに肉類は食べ放題でOKだと言う方々も増えているようですが、非常に危険な考え方である事が証明されたという事になるのではないでしょうかね。

目先の血糖値ばかりにとらわれて、ベータ細胞の機能を低下させ、インスリン分泌量の減少を目指しているかの如き食生活はまさに本末転倒という事になりはしないだろうか?


因みに、今回の研究結果の中でセルベックス(エーザイで市販薬もある。)などの抗潰瘍薬の成分が糖尿病の新薬開発の可能性大としてクローズアップされています。この件はこの件で実に興味深い。今後が楽しみですね。

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2015年02月17日

糖尿病治療に光! iPS細胞から膵臓細胞を効率作製

以前に糖尿病完治はiPS細胞による再生医療で可能になるだろうが早くても20〜30年後になるだろうと書きました。

先日、ヒトのiPS細胞から膵臓のもとになる「膵芽細胞」を効率よく作製することに、京都大iPS細胞研究所の長船健二教授らのグループが成功したと発表されました。

この細胞をマウスに移植したところ、インスリンを分泌する事を確認。

遂に糖尿病完治に向けた光が射したという感じでしょうか。

【以下は京都新聞記事より転載】

ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から膵臓(すいぞう)の元となる細胞を効率よく作る方法を、京都大iPS細胞研究所の長船健二教授や豊田太郎助教らのグループが開発した。マウスへの移植で血糖値を下げるインスリンの分泌も確認しており、iPS細胞を使った糖尿病の治療につながる成果。海外の科学誌で12日までに発表した。
 長船教授は「培養法の改良で効率をさらに高めたり、作製費用を減らしたりして、5年から10年の間には人に移植する臨床研究を始めたい」と話している。
 膵臓は、膵芽(すいが)と呼ばれる細胞がインスリンを分泌するベータ細胞などに変化して形作られる。iPS細胞から膵芽細胞を作る研究は世界的に進んでいるが、効率的な作製法は分かっていなかった。
 グループは、膵芽細胞を作製する際、前段階の細胞を培養液に浮遊させると、従来のシャーレに平面的に接着させる方法に比べ、効率が約4倍の40%に向上することを見つけた。この方法で作製した細胞の塊は膵芽細胞を多く含み、マウスに移植すると体内に定着してベータ細胞に変化したという。


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