2013年01月19日

HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)って何?

糖尿病の状態が良いのか悪いのかを知る指標の1つとして、血糖値というものがあります。「血糖値というものは何なのか?」については以前に書きました。サイト右側のカテゴリ内に「糖尿病専門用語の意味」というコーナーがありますので、そちらをご覧ください。

糖尿病の状態が良いのか悪いのかを把握する為の指標として、もう1つあります。

それがHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー)です。

血糖値はその日の体調などによってバラつきが出る事があります。表現が適切かどうかは分かりませんが、ある意味において瞬間風速的なイレギュラーな要素もあるようです。

HbA1cは過去1〜2ヶ月間の平均血糖値を表す指標ですから、一時的な特殊要因が反映されず、血糖値を短期的な指標とするならばHbA1cは長期的な平均値という面を色濃くした指標という事になります。特殊な変動要因が除外された(薄められた)数値という事になります。

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簡単に言えば、ヘモグロビンにブドウ糖がどれぐらいの割合(%)でくっついているかという事で、単位はパーセントで表示されます。

では、そもそもHbA1cって何者なの?

そう思われる方が多いと思います。厳密に書くと頭が混乱してしまいますので、大雑把に説明したいと思います。

ヘモグロビンが含まれる赤血球は骨髄で作られ、血管内を約120日間かけて循環し寿命を終えます。この循環している際にブドウ糖と結合する現象が生じます。当初は不安定型HbA1cという状態のものが出来て一部のブドウ糖は途中でヘモグロビンから剥がれてしまう事があるのです。

やがて日数が経過すると別の化学反応が起こってヘモグロビンとブドウ糖の結合が安定してきます。この状態を安定型HbA1cと呼び、これがいわゆる通常言われているHbA1cという事になります。厳密に言えば安定型HbA1cが、糖尿病の状態の良し悪しを把握する指標として使われているHbA1cという事になります。

過去の平均値といっても1ヶ月前の血糖値の状態と2ヶ月前の状態が同じとは限りません。期間による反映の度合いは、HbA1cの値の約50%が過去1ヶ月の間に作られ、約25%が過去2ヶ月、残りの25%が過去3ヶ月で作られていると考えられています。

HbA1cの正常値は5.8%未満、老人保健法では5.6%未満とされています。

日本糖尿病学会では、2012年4月1日よりHbA1cの表記を日常の診療において国際標準値(NGSP値)に変更する事を決めました。これまで使用していた数値(JDS値)より自動的に約0.4%高くなりますが、現状は両方の数値を併記する形を取っているようです。

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