2015年04月07日

一部の糖尿病薬は心不全リスクを20〜40%高める

大規模の臨床検査によって、血糖降下薬の一部に心不全リスクを高める可能性のある事が指摘されています。糖尿病の薬については医師の処方に完全依存するケースが多いようですが、薬によって著しい効果が出たりそうではないケースもあるようです。

今回のように心一部の血糖降下薬に不全リスクを高める可能性があるという事になると、やはり薬に関してある程度の知識が必要なのかもしれません。

(以下はMedエッジ記事より転載)

血糖降下薬や治療法を検証した大規模な臨床試験を総合的に検証した結果、心不全のリスクを増大させるものがあるようだ。知っておきたい。

DPP4阻害薬にもリスクあり

 カナダのトロント大学の研究グループが、糖尿病やメタボなどを専門とする国際的医学誌ランセット・ダイアベーツ・アンド・エンドクリノロジーで、2015年3月16日に報告した。

 血糖降下薬を中心とする2型糖尿病および糖尿病予備軍に対する治療に関する研究を分析して、心臓の病気や血管の病気の副作用について検証した。

 医学分野のデータベースから、2015年2月20日までに掲載された大規模な臨床試験で、心臓や血管への影響を調べた研究を検索。14の臨床試験を抽出した。関わった人は9万5502人に上り、平均の試験期間は4.3年だった。対象となった人のうち3907人(4%)が心不全を発症した。

体重の増加が問題だ

 特に、ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)に作用する薬は、心不全のリスクが40%以上増大した。チアゾリジン誘導体と呼ばれるもので、日本ではアクトス(商品名、一般名はピオグリタゾン)が使える。海外で使われているアバンディア(商品名、一般名はロシグリタゾン)も関係する。かねて心不全と関連すると指摘されており、あらためて確認されたことになる。

 ジペプチジルペプチダーゼ4(DPP4)阻害薬についても、25%の増加が確認された。日本ではグラクティブ/ジャヌビア(商品名、一般名はシタグリプチン)、エクア(同、一般名はビルダグリプチン)、ネシーナ(同、一般名はアログリプチン)、トラゼンタ(同、一般名はリナグリプチン)などがある。

 血糖値を強く下げていったり、体重を下げたりする治療の方針そのものは心不全の発症と関連がなかった。

 血糖を下げる治療に伴う体重増加が背景にあると見られた。薬の治療を受けている人で体重が1kg増えると、心不全リスクが7.1%増えていた。

 糖尿病の治療を進めるときには心臓の問題も気にすると良さそうだ。
posted by グルメ | Comment(0) | ■ 糖尿病ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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