2018年01月31日

インスリンの正常な働きを助けるたんぱく質を発見

先日、オクタン酸というにおい物質がインスリン分泌が促進し、血糖値が改善する事を発見したというニュースをお伝えしましたが、新たに、インスリンの働きを高めるメカニズムが立て続けに発見されています。これらの発見により新たな糖尿病治療薬の開発が期待されます。

神戸薬科大は29日、哺乳類の脂肪細胞内にあるタンパク質「Fam13a」が、血糖値を下げるインスリンの正常な作用を助ける働きがあることを解明したと発表した。
 
Fam13aが減少すると、インスリンの作用が弱まり、メタボリック症候群や糖尿病を発症しやすくなるという。
研究成果は30日(米国時間29日)以降、米国科学アカデミー紀要の電子版で公開される。肥満の人でもメタボリック症候群にならないケースがあるが、これまで詳細な発症メカニズムは分かっていなかった。
 
同大の臨床薬学研究室では、肥満状態のマウスの脂肪細胞内にあるFam13aが、通常のマウスより著しく少ないことに着目。詳しく調べた結果、Fam13aが、インスリンの正常な作用に必要な別のタンパク質「IRS1」の分解を防ぐ役割を果たしていることが判明した。

また、通常のマウスからFam13aを取り除くと、インスリンの働きが弱まり血糖値の下がり方が鈍化。このマウスに高脂肪食を与えると、重度の高血糖状態になった。一方、Fam13aを増やしたマウスは、肥満状態でもインスリンが強く働き、メタボリック症候群などになりにくかった。

同研究室の池田宏二准教授は「人間でもマウスと同じ作用があると推察される。メタボリック症候群や糖尿病の新たな治療法の確立にもつながるのではないか」と話している。産経新聞記事より転載)


こういった糖尿病に関する様々な基礎研究の進展は、単に新薬の開発だけではなく、そう遠くない先に糖尿病発症の真の原因や抜本的な治療法の確立に繋がるのではないかという期待を抱かせますね。

あくまでも基礎研究段階の話ですから創薬までにはかなりの時間が掛かりますが、1つの発見が次の新たな発見に繋がる可能性もあります。そういう相乗効果を大いに期待したいものです。

研究者の皆さんには、ただ、ただ、感謝です。
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posted by グルメ | Comment(0) | ■ 糖尿病ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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