2012年07月21日

夏の運動療法の注意点

糖尿病患者にとって運動療法が大きな効果を発揮するのは言うまでもありませんが、自分の体調に合わせた運動を行わないと逆効果になる場合もありますので注意が必要です。特に夏場の運動療法については注意が必要で、やり方を間違えると重大な結果を招く怖れもあります。

まず、今さら言うまでもない事ですが、血糖値が著しく高い人は必ず医師の診断を受けて運動療法を行っても良いかどうかを確認する必要があり、また、どの程度の運動なら大丈夫なのかも事前に確認する必要があります。

また、薬物療法を行っている人は低血糖を起こす可能性がありますのでブドウ糖を持参し、念の為に糖尿病手帳などを持参するという用心深さも大切です。

さて、夏場の運動療法ですが、注意したいのは熱中症と脱水症状です。

熱中症は高齢者や小児、そして糖尿病患者が罹りやすいと言われています。夏場は早朝(食後が前提)若しくは夕食後に激しさを伴わないウォーキングを行うのがベストで、その日の体調に応じて歩くスピードや距離・時間を調整すべきです。決して無理をしない事やいつもに比べて体調が思わしくない時には休むか早々に切り上げる事をおススメします。

最近は 腕時計式の心拍計 などがあって、心拍数だけでなく消費カロリーや脂肪消費量などを表示するタイプのものもありますので、こういう心拍計を持参すると安全度が非常に高まります。

喉が渇いていなくても定期的に適量の水分を補給する事も忘れてはなりません。高齢の人は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下していますし、暑さに対する体の調整機能も低下していますから自覚症状が出る頃には危険な状態になっているケースもありますので注意が必要です。とにかく、喉が渇いていようとなかろうと定期的な水分補給をする事が大切です。

汗によって水分が失われる事で血液の粘度が上昇し血栓が出来やすくなりますので、水分補給は非常に重要になります。本来は水ではなくて汗に近い成分を含んでいるスポーツドリンクの方が好ましいのですが、糖尿病の場合はそういうドリンクを飲むと高血糖に陥る可能性がありますのでNGです。

カロリーゼロのスポーツ飲料もありますが、厳密に言えばカロリーゼロではありません。約5kcal/100mlですので、それなりのリスクがあります。

体調管理を十分に行って、ジョギングではなくウォーキングを行い、心地良い汗をかくという程度の運動を心掛けるとよろしいのではないでしょうか。





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2012年06月08日

糖尿病もダイエットも基礎代謝のアップがポイント A

年齢と共に減少していく基礎代謝が原因で従来のライフスタイルと変化がなくても太りやすい体質になりますから、30代後半になると何らかの工夫をしなければメタボへの階段を登る可能性が高まります。

基礎代謝を上げる為には様々な方法がありますが、最も効果的なのは「筋力アップ」です。何故かというと、基礎代謝の内、約40%が筋肉で消費されており1日の総エネルギー消費量の約25%が筋肉で消費されているのです。

故に、筋肉を鍛えて筋肉量を増やせば必然的に基礎代謝が上がる事になります。しかも、筋肉が基礎代謝で消費するエネルギー源の多くが脂肪ですから、筋肉量の増加はより多くの脂肪を必要とする事になる。

すなわち、筋肉量の増加が脂肪燃焼を促進するのです。

こうなると脂肪の蓄積が少なくなり太りにくい体質になります。

有酸素運動や筋トレの為のトレーニング機器

ここまではダイエットという観点から記述しましたが、糖尿病にスポットを当ててみましょう。

血液中のブドウ糖が、筋肉などの細胞の膜を通過して、細胞の中に入る為には、GLUT4と呼ばれる糖取り込みを担う分子「糖輸送担体」が必要です。

食事によって血糖値が上がると、インスリンが膵臓から分泌され筋肉細胞のインスリン受容体に結合しGLUT4を介してブドウ糖を取り込みます。こうして食事で摂った炭水化物の70%以上を筋肉が取り込んで血糖値を調節しています。

しかし、インスリン不足やインスリン抵抗性が高くなっている糖尿病患者ではGLUT4が正常に機能せずに細胞への糖の取り込みがスムーズに行われず、結果的に血液中の糖が多くなり高血糖状態に陥ってしまうのです。糖尿病患者の場合健常者に比べると筋肉の糖利用が約半分になってしまいます。

しかし、運動をする事により、筋肉の収縮が刺激となってインスリンの働きが悪くてもGLUT4の数が増え、同時に、細胞の中にあるGLUT4の総量も増えてきますので、血糖の取り込み量が多くなるわけです。

筋肉に刺激を与える。すなわち、筋トレをする事でインスリンを介さなくても別ルートで糖が筋肉に取り込まれる事になりますから、筋肉を鍛えて筋肉量を増やす事はメタボ解消に繋がるだけでなく、血糖値を下げる効果があるのです。

いかがですか? 

筋力トレーニングをする事が基礎代謝を高めて太りにくい体質を作り、同時に血糖値を下げる効果がある。実に素晴らしいじゃないですか。おまけに美しいボディを作る事も出来るし、オシャレだって楽しめます。

ダイエットを目指す方も、糖尿病を改善したい方にも、筋力トレーニングは大きな効果が見込めるのです。
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