2015年03月10日

高脂肪食の摂り過ぎが2型糖尿病発症に大きく関与している事が判明

糖尿病発症のプロセスについては様々な原因が判明していますが、ほんと、この病気は奥が深いというか、また新しい原因が判明したようです。

昨年の10月に東京大学大学院医学系研究科の実験で脂質の過剰摂取が2型糖尿病の発症に大きく関与している事が判明しました。

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細胞の中の微少管の上で物質を運ぶ45種類の『モータータンパク質』という物質があるのですが、この中でその働きが解明されていなかった『KIF12』が2型糖尿病の発症機構に重要な役割を果たしている事が判明したそうです。

KIF12遺伝子を欠損させたマウスを作製したところ、膵臓のベータ細胞から十分なインスリンが分泌されず2型糖尿病を発症したとの事。

また、脂肪を摂り過ぎるとKIF12の量が減少しベータ細胞の機能が低下するメカニズムも判明しています。

ざっくり書くとこうなります。

KIF12の量が減少 ⇒ ベータ細胞の抗酸化機能が低下 ⇒ インスリン分泌量が減少

マウスに高脂肪食を与えたところ、ベータ細胞においてKIF12の発現量が急激に低下し酸化ストレスが上昇。そしてベータ細胞の機能が低下する事が確認されました。

この研究結果はかなりスゴイと思います。

たぶん、モータータンパク質の研究をしていたら、たまたま糖尿病と結びついたという事なのではないかと思います。憶測ではありますが。

さて、最近は糖尿病予防やダイエットの為に糖質を大幅に減らす代わりに肉類は食べ放題でOKだと言う方々も増えているようですが、それなりのリスクも伴うと考えるべきなのかもしれません。

因みに、今回の研究結果の中でセルベックス(エーザイで市販薬もある。)などの抗潰瘍薬の成分が糖尿病の新薬開発の可能性大としてクローズアップされています。この件はこの件で実に興味深い。今後が楽しみですね。

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2015年02月05日

座っている時間が長いと2型糖尿病を発症しやすい?

1日のうち座っている時間が長いと、心血管系の疾患や糖尿病などを発症するリスクが高まり、寿命が縮まる可能性があるという調査結果が米内科学会誌に発表されました。

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特に1日当たり8〜12時間以上座っていると、2型糖尿病を発症するリスクは90%高くなるとの事です。

座っている時間が長かったりシフト制の仕事で夜間勤務の人は糖尿病を発症しやすいという調査結果は過去に幾つか発表されていますが、この手の調査結果は鵜呑みには出来ないと私は考えています。

だって、座っている時間が長いとか深夜勤務をしているという条件以外の要素を全て排除して実験を行っているわけではないからです。例えば、座っている時間が長い人と短い人の食生活を全く同じ条件に設定して単に時間の長短の違いだけで比較しているなら分かりますが、同量の運動をしている人達という条件設定さえない中での比較に意味があるとは思えないからです。

ただ、健康全般という事を考慮すると、別にわざわざこういう実験をしなくても感覚的に長時間座りっぱなしだったり深夜に働いて昼に眠る生活は健康に悪いだろうなぁという事は誰でも分かる事です。

そういう生活スタイルが2型糖尿病リスクを90%も高めるのだとしたら、タクシーの運転手さんやオペレーター関係の仕事をしている人は異なる仕事をしている人よりも2倍近く糖尿病になっている筈ですが、そういう報告は聞いた事がありません。

糖尿病に関する調査結果の発表では、この類のものが少なくありません。いつも、首を捻りながらこの手を記事を読んでいるというのが実情です。

説得力がない研究結果だと思わずにはいられない話が実に多いという印象が拭えないですねぇ。

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