2017年06月13日

SGLT2阻害薬の注意点

糖尿病患者にとっては次々と新しい薬が創薬される事は選択肢が広がって実にありがたい事です。しかし、どうしても薬を処方する医師や使用する患者にとっては不安もつきまとうのは言うまでもありません。

SGLT2阻害薬単体で見た場合、やはり気になるのは2年ほど前に米食品医薬品局(FDA)が発したSGLT2阻害薬が誘発したと推測されるケトアシドーシス発生事例。

日本でも同様の事例が発生していて、日本糖尿病学会の「SGLT2阻害薬の適正使用に関する委員会」から「SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation」が発表されています。

あくまでも、適正利用するためのアナウンスですから誤解なさらないようにお願いします。

薬の事は私達糖尿病患者でもよく分かりませんが、可能な限り知っておきたい。分からない事は専門医に尋ねるというスタンスが大切だと思います。

2017年06月06日

1型糖尿病と2型糖尿病の違いって何?

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があって、その発症メカニズムや態様は大きく異なります。日本人の糖尿病患者数の90%以上が2型糖尿病、1型糖尿病患者は5%以内となっていて、2型糖尿病患者はゆるやかに進行しますので中高年での発症が多いのですが、1型糖尿病病患者は短期間で発症し全体としては低年齢層での発症が多い。

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2型糖尿病の原因は体質的に糖尿病になりやすい人が肥満や加齢などによって発症、生活習慣病という位置づけが成されています。インスリンの量が足りなかったり、インスリンの効きが弱い事で発症します。

一方、1型糖尿病は原因不明ですが、膵臓にあるランゲルハンス島β(ベータ)細胞が何らか原因で破壊され、
インスリンの分泌量がゼロ、若しくはほとんど分泌されない事から高血糖状態になり糖尿病を発症し、子供や若い人など、低年齢の人が多いのが特徴です。

1型糖尿病の原因は、自己免疫によって本人のβ細胞が攻撃・破壊される事に起因すると考えられており、自己免疫が起こるきっかけはウイルス感染によるものと考えられていますが現段階では不明です。

治療法は、現段階ではインスリン投与(注射)か膵島移植しかありません。膵島移植はドナー不足が著しいため実績は非常に少ない。

将来的にはIPS細胞の研究進展によってインスリン注射が不要になるのは間違いないと思いますが、かなりの時間を要する事も間違いない。近年は動物の臓器や細胞を人に移植する異種移植の研究が大きく前進しており、このアプローチによる移植に対する期待が高まっている。

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